BT農薬(BT剤)について。

2010年05月28日 05:18

昨日のブログに沢山のコメント・メールを頂き、とっても嬉しかったです。ありがとうございました!  今日からは、また張りきって農業のお話。しかもちょっと専門的な農薬のお話。 ちょっと長いですが、是非消費者の皆さんにも最後まで読んで頂きたい内容です。  何卒、応援をー! → ブログランキング現在の順位は?


先日「ボトニング出まくりだから潰します宣言」した転作田のブロッコリー達ですが、
連日の悪天候により田んぼがぬかるんでトラクターが畑に入れないウチに・・・

グングン成長してきました。
P5270085.jpg
ああ・・・情が沸いて潰せない・・・!

ボトニングの出ていない生き残りの今後が気になって仕方ないです。
追肥をしようか・・・トラクターを入れずにギリギリまで様子を見ようか・・・
ああ、優柔不断。



一方、離れのブロッコリー畑(品種は全てKB-052)は、
P5270086.jpg
見事にモッサモサになってきました!


花蕾(からい)も出てきましたよ。
P5270087.jpg
これだけ株や葉っぱが大きければ心配ないでしょう。


そして彼らの活動もかなり活発になってきました。
P5270088.jpg
そうです・・・・ 



※虫が苦手な人は次の写真飛ばして下さい。



アオムシがバリバリ葉っぱを食べています。
P5270090.jpg
今年は虫の発生が凄く遅れていたのですが、最近モンシロチョウが沢山飛び始めたんです。
あんまり葉っぱをボロボロにされると樹が弱るので困ります。



そこで農薬の登場です。
P5270091.jpg
だいぶ前フリが長くなってしまいましたが、今日の記事のメインはコレ。
農薬についてのお話です。


農薬の袋をよく見て頂くと「BT」って書いてあるの分かりますか?
P5270092.jpg
実はこのBTって言うのは「バチルス・チューリンゲンシス」という
自然界に存在する菌を利用した生物農薬なんです。


詳しく説明すると、
このBT菌は昆虫にとって天敵となる結晶性のたん白を作り出します。

これを消化器(胃)が酸性である哺乳類(人類)が食べてもまったく問題ないですが、
消化器がアルカリ性である昆虫類の場合はこのたん白が毒素となり活動を停止します。
つまり昆虫にのみ有害な微生物を利用した農薬です。


また、BT剤は化学合成農薬に比べて人への安全性が極めて高いだけでなく、
散布されたBT菌は植物体中、水中、土壌中といった環境ではすぐに消失する為
環境への負荷も殆どありません。

更に、昆虫の適応性(農薬への抵抗力)もつきにくいので利用しやすい農薬です。
※それでも基本は特性の違う農薬とローテーションで使用するのがベターです。


BT剤は生物農薬なので有機農法にも使用可能です。
その上、化学合成農薬と違って多くの作物に使用する事が出来、使用期間の面でも
安全性の高さから収穫の前日使用が可能な為、とっても重宝されています。



微生物は凄い! 偉大だ!
※ただし、BT剤の場合は葉っぱをバリバリ食べる幼虫に効果を発揮しますが
 成虫に対しては効果を発揮しませんのでご注意ください。
 (成虫は植物の汁を吸うなど摂食行動が幼虫と異なる為)


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PS 


現在私の食卓ではボトニング(苗が寒さにあたって十分に育たない事)で
出荷出来なくなったブロッコリーによるお祭りが開催されています。

箸でつまんでいるこの小さいのが・・・【一株】のブロッコリーです。
ちっちゃーーー!!!
P5270094.jpg
でも、美味しい。


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コメント

  1. コゼ61 | URL | -

    Re: BT農薬(BT剤)について。

    こんばんは~。
    KB-052最高!
    今日から直売所で販売し、好評でした!
    同時期のピクセルは茎が太くなる前に蕾が出てしまい
    一番最初の畦は約50%が取り遅れで畑の肥しとなりました。

    その一方で後から蕾がドカンと出るKB-052は十分に茎が
    生長したため蕾も大きく生長でき直売所では申し分ないブロッコリーに生長しました。
    蕾の形もピクセルより好きかな。

    来年も使いたい品種となりました。
    種分けて頂きありがとうございました。


    農薬もこだわって使うのはとても魅力的だと
    思います。また、参考にさせて頂きます。

    追伸:KB-052はピクセルに比べてわき目がつきやすいみたいです。出荷調整に時間がかかるかも?


  2. 石井 | URL | lFH9V1S2

    コメントありがとうございます!

    【コゼ61さんへ】
    コメントありがとうございます!

    おおー! やはりKB-052はピクセルに比べて
    ボトニング耐性が強い様ですね。

    脇芽が付き易い点なども参考になります。
    情報ありがとうございます!

    ウチのブロッコリーも、来週末位から
    いよいよ早いのは採れ始めそうです。

  3. Re:BT農薬(BT剤)について。

    はじめまして。
    BT剤について調べていました。

    来年、無農薬無化学肥料でトウモロコシをかなりの面積で作りたいと思っています。

    京大の西村先生の本を見ると、アワノメイガ対策にBT剤があると被害が抑えられるとありました。

    今年は、無農薬でつくりました。

    一般的な時期に植えたものは、しっかりとアワノメイガが入っていました。

    盆明けに定植したものは、ほぼ入っていません。

    生物農薬で、JAS適用だから良いのか迷うところです。

    しかし、安定した出荷の為には必要なのかもと思ったりもします。

    また、ちょくちょく遊びに来ます。 

  4. k | URL | aihg0JE.

    Re:BT農薬(BT剤)について。

    ケール栽培20年です。ケールは青虫の最大の被害植物だと思います。今まで繭蜂に助けられ完全無農薬でやってきましたが矢張り、3割から4割食べられます。bt剤は本当に何の害もないのでしょうか?

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