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集落営農を考える。

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先日、とある農業法人の方達とお話しする機会がありました。

そしてそのお話しの中で、
「来年以降は補助金が減るから大変だ」
ってお話しを聞かせて貰いました。


この法人は稲作を中心とした組織で、
数年前に「集落営農」によって出来た法人なんだそうです。


農業の大規模化については色々私も勉強中なのですが、
今日はこの「集落営農」についてちょっと書きたいと思います。



※先に言っておきますが、今日の記事は長い上につまらない可能性大です。
 最後の終わり方もなんか、イマイチまとまらず、「へにょっ」として終わります。汗
 
 「それでもいい!」って言ってくれる優しい方は、続きをどうぞ・・・・!
  
 






そもそもこの「集落営農」が何かと言いますと・・・・
ちょっと昔話風に解説したいと思います。

===============================

ある集落(地域)に兼業農家さんが10人いました。

ところが皆、経営が大変です。
作物の値段は下がるし、後継者はいないし、機械は高いし・・・。
こりゃまいったーー!!  ってな状態です。 


そこで10人の農家は合体することにしました。


すると、農地は集約されて一つの巨大な農地になり、
今迄とびとびの田畑で行っていた作業がまとめて効率よく出来るようになりました。

また、機械は今まで10人の農家がそれぞれトラクターやコンバインなど
高価な機械を持っていたのですが、農地を集約して効率的に作業できる様になったため
大型で性能の良い機械が2台ほどあれば全部が耕せるようになりました。

おかげで機械の維持や整備に掛かるお金もグッと押さえる事が出来るようになりました。


そしてそれらのおかげで10人分の農家の仕事が2人で出来るようになりました。
そこで、元々規模の大きかった農家と比較的年齢の若い農家の2人が農業に専念し、
皆の農地を使って効率的な農業をする事にしました。

他の8人の農家はサラリーマンの仕事に専念し、
自分の持っていた農地分の地代と農業で生み出した利益の分配を受け取る事にしました。


こうして、この集落では無駄が無くなり、
皆安心して生活が出来るようになりました。 めでたしめでたし。

==================================

ってな感じです。

厳密に言うと集落営農は、
「共同利用型」「作業受託型」「協業経営型」など
幾つかの経営タイプに分類する事ができ、内容も若干変わってくるのですが、
このへんは割愛します。


そしてここ数年、農水省などは政策として農業の合理化を進め、
全国でこの様な集落営農の形をとる農家が増えました。

特に米作農家が多い北陸・東北などで多く増えました。



以上の内容だけ見ていると確かに理にかなっていますし、
以前よりもずっと健全な農業経営が出来るはずです。


しかしここへ来て、冒頭で書いたように
経営が上手く行っていない組織が多く出てきたらしいのです。



経営が危ぶまれる理由の一つで良く聞くのが「補助金の減額」によるモノ。
今迄政治の後押しもあって、集落営農・大規模化には色んな支援がありました。

集約することで必要になる大型機械や設備・施設の補助、
農業を離れる農家への離農給付金などの補助、
大豆・麦などの転作作物への補助・・・etc。

しかし、今回の政治の大転換(自民→民主)で農政も大転換。
農業の大規模化 → 小規模農家の維持(戸別保障とか)に切り替わり、
先日の事業仕訳でそれらの予算(強い農業作り交付金)もバッサリ。

組織によっては実に収入の3~4割を何らかの補助金で占めていた所も
あるそうなので、これは一大事です。


まぁ、こんな感じで政策がコロッと猫の目の様に変ってしまう事は
農業の世界では日常茶飯事で、「猫の目農政」なんて言われています。

農政があまりに変るので、5年~10年先のビジョンを描けない組織もあるでしょう。

「農業では農政に頼ってはいけない」って話も良く聞きますが、
猫の目農政が続くうちは確かにそうかも知れません。




さて。

ここまで書いてきましたが、ここからが私の一番疑問に思う所。



「何故、そもそも補助金が無い状態での黒字経営が出来ないのか?」



本来集落営農を行うに際しての様々な補助は、
組織をスタートする時の初期投資をカバーして円滑なスタートが出来る様にするモノであって、
組織を維持するための継続的な補助ではないはず。 基本は自立経営のはず。

更に農地の集積を行い、作業人数も減らしてコストダウンもしたはずだし、
そもそもスタート時に綿密な計画を立てていたはず。

なのに何故、補助金が無くなったら自走できない組織が出てくるのか?
どこで計画が曲歪んできたのか?


これは米価の下落だけではないはず。


私が聞いた話では、
大規模化に伴って作業分担や栽培管理が上手く行かず
以前よりも単位面積あたりの収量が大きく下がった例や、
個人から集団になって収益がプール計算になる事で
経営努力努力がされなくなった・・・などの話も聞きました。


それらの話から、経営が上手く行かなかった組織は
農政の転換による補助金の問題以前に組織内の体制に問題がある気がしました。





逆に、話を聞いたり調べたりしているうちに、
成功している集落営農も多く存在している事も知りました。

共通している点では、
①強いリーダー(まとめ役)がいる事。
②皆が目標、目的を共有出来ている事。
③農地集約、大型化などのコストダウンだけでなく、
 同時に利益率を上げる為の努力も行っている事。

などの共通点があるんだそうです。



まだまだ書きたい事があるのですが、
先が見えないので今日は一先ずこのへんで。




なんだか集落営農から補助金の話しに視点がズレつつありますが、
最後に、私個人の意見を書かせて頂きますと・・・!


私個人は個人・集落営農などの組織も含めて、
補助金に頼った組織自体は悪いとは思っていません。

規模拡大も、一定の面積までは農地集積が必要だと思います。
現在は分散し過ぎかと。

欧州などの各国では農家の収入の半分を税金で支えている国もあります。
ってか、世界的には農業は各国が手厚く保護するのがスタンダードです。

そして、
販路や付加価値の工夫で補助金に頼らない経営をしている農家・組織も沢山ありますが、
はたして全ての農家がそのような形態で商売出来るかというと、多分無理だと思います。

それは農業者の経営的な問題ではなくて、産業として補助金で支えていた部分を
消費者の購買価格に全て切り替えることは出来ないという意味です。

付加価値に見合う価格に納得できる消費者が全てではないと思うし、
エンゲル係数をこれ以上上げる訳にはいかない消費者もいるでしょう。
たまにこだわったモノも食べたいけど、常にはちょっと・・・って人もいるでしょう。

色んな産業から分けて貰った税金を農業に投入することで、
なんとか所得や経済、消費者の生活のバランスを取りながら
現在の価格で市場に食べ物が供給できている訳で・・・。
 


こんないい方だと、
農業産業=税金による支えが必要
ってことになりますね。   ん?いいのか?あれ?汗




・・・ただ!!!

私は補助金がなくとも永続できる農業経営をしたいと思っています。
※ってか、補助金が貰える農家ではないので自立経営しないと潰れます。涙

中段で述べたように、
猫の目農政の時代で生きる農家は農政の補助がなくても
継続できる経営で無ければ、イザって時に立ち行かなくなります。


なので・・・
あくまでランニングコスト(運転資金)は必ず己の経営で稼ぐ!!
でもって、何か新たな事業を行う際にタイミング良く補助してくれる制度があれば、
イニシャルコスト(設備投資)としては有効に利用させて貰う。
※勿論、補助がなければ銀行の融資を受けるなどして自分で新事業を行う。

ってのが、理想の農業経営だと思います。




もう、なんか・・・税金の使い道の善し悪しを考えると利害だの恩恵だの
訳が分からなくなりそうです。汗 (なにも農業だけの話しではないはず。汗)


今回の集落営農に関しても、複雑な内容や各地で起きている色んな問題等、
私自信理解し切れていない事がまだまだあるので、誤った表記や語弊があったらスイマセン。汗


今後も勉強しながら、
ちょこちょこ学んだ事、感じた事を書き出していきたいと思います。



長々ここまで読んでくれた方。
本当にありがとうございました!!   




・・・へにょっ。



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コメント

お邪魔します

興味深い内容でした。
農業のことは全くわからないのですが、これは何も農業に限られた話ではないのだろうなぁと感じました。
どんな職種でも、他に頼りすぎず自分の力で進んでいけないと、いざというときに倒れてしまいますよね。仕事をしていくからには、それぐらいの強い意志も必要なんだよなって思いました。

見解が違っていたらすみません。。。
また楽しみに読ませていただきます☆

Re: 集落営農を考える。

農家さんの経営的なことは正直よくわからないんですが、
個人的な意見としては体質的にちょっと古くて新しい考え方が
入りにくい業界=農業? みたいな印象があります。
だから逆にチャンスもあるんじゃない?って思うけど、
そんなに簡単なものじゃないんでしょうね~、ムズカシイ。

あー、事務連絡ですが、
ハンバーガーのピクルスはキュウリが大半と思われますよ。
アメリカですからね☆
あと、ばばきゅうり=大きくなりすぎたキュウリ で
≠ズッキーニ です。お年寄りとか言いませんか?
(ウチのあたりだけかも・・・)
表現が悪かったみたいで誤解を招いたみたいでしたので、
参考まで^^

Re: 集落営農を考える。

いいですねえ~この石井節!!
もう、内容に共感しまくりです!(笑)

やっぱり産業を動かしているのは金でなく人なんです。資財よりも『人財』。
石井さんみたいな考えの農業経営者が増えることを期待してます。まあ、私もそういう経営者になれって話ですが(笑)お互いがんばりましょう!

Re: 集落営農を考える。

>先に言っておきますが、今日の記事は長い上につまらない可能性大です。
お久しぶりです。つまらないどころか立派な論文ですよ。続き期待しています。私事ですが以前のブログは一時休止して新しいブログを始めました。

コメントありがとうございます!

【nariaさんへ】
ありがとうございます!
確かに、いろんな業界で同じような問題はあると思います。

今回の集落営農にしても、
ただ農政に従って集まっただけでは延命措置でしか無くて、
結局倒れてしまうんです。

体制のスリム化や国の補助は最後のチャンスであって、
これを踏み台にして「その先」をしっかり自分の力で
確立しないといけないんだと思います。

私ももっと勉強して、
改めて見て・聞いて・感じた事を書きたいと思います。


【pandaさんへ】
pandaさんの言うとおりで、
保守的な側面が絡んだ問題も多いです。

今回の集落営農にしても、補助事業を集落単位で行う事で
より集落の閉鎖性が高まる弊害も指摘されているんだそうです。

「次の一手」になる新しい事業、人材、考え方が
必要だと思いますし、そこにチャンスがあると思います。


なんと!! ピクルスはキュウリですか!
またも私のズッキーニ勘違いが・・・! 
ご指摘、ありがとうございます。照

あと、あの後バケツ稲についても色々調べました所、
非常に興味が吹きあがりました・・・・!
やはり苗だけでなく、来年試験的に
「お米栽培キット」を何セットか作ってお裾分けするやも
しれません。 その際はご連絡致しますね!


【AーGYOさんへ】
>やっぱり産業を動かしているのは金でなく人なんです。
確かに、強く感じます。

集落営農も政策としての型枠は理にかなっているのですが、
当事者が「その先」を描けるかが成功の分岐点だと思います。

正直、高齢者ばかりの集落の場合、
10年~20年先を見据えた投資やビジョンを
描くのは非常に難しいと思います。

新しい風を入れる新たな担い手や
他産業との連携が望まれます。

私もまだまだ足場のふらついた農業者のなので、
早くガッチリ立てるように頑張ります!
今後も宜しくお願いします!


【umeさんへ】
コメントありがとうございます。

まだまだ未熟で勉強不足なので、
今後付けたしながら続編が書ければと思います。

ぬか漬け、良いですね。
一カ月先となると、年明けお正月の食べ頃ですね。

・・・って! もう3週間もしないうちに新年ですか!
今年も早かった―――!!焦

あ、雪も気が付けば本降りです。

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Author:石井農園
300年続く越後の米農家、石井農園です。新潟県弥彦村にてお米・野菜を育てています。

親父(石井晃 9代目:写真右)、
私(石井知治 10代目:写真左)
ブログやHPの運営は10代目が担当しています。

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