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本を読んで思うこと。

多分、今日の記事はつまらないと感じる方が多いはず。写真なし!文字ばっかり! 半分の方は途中で閉じるかも。 でも、読んで頂けたら嬉しいです。  何卒、応援を! → ブログランキング現在の順位は?


最近は農閉期っつーこともあって、
結構、読書にふけっています。

お堅めな本から流行的な本まで・・・・あ、マンガも含んでおります。  


でもって今日は、最近目を通した本に書かれていた農業に関するあれこれの中で、
特に私の印象に残った所をついばんで私なりにまとめてみたいと思います。 


私的に「マジで?」の連続だったので、
この気持ちと記憶が風化する前にブログに残しておこうと目論んだ訳です。

農業に興味のない方には、ビックリするほどつまらないと思われます。
でも、結構考えさせられる内容だと思うので、読んで頂けたら嬉しい事山の如しです。


いやー・・・・・農業の世界は・・・深い。汗







早速ですが、
日本のGDP(国内総生産)は500兆強程あります。
その内、日本の農業総産出額は8~9兆円ほどなんだそうです。

パーセンテージにして、国内の全産業に対する農業生産額は1~2%程です。


が、しかし。


農業って産業に関わっている人の数はと言いますと、
全国の農家を始め、農協職員、官公省庁などのお役人さんも含めると
実に日本の国民の10%を占めるんだそうです。


・・・マジか。


でもって、先に述べた農業生産額8~9兆ってのは、
日産やソニーの売り上げとほぼ同じなんだそうです。

2006年の数字では農業総産出額8.5兆円に対して、
パナソニックは1社(従業員30万人弱)で売り上げ額9.1兆円。 



・・・マジか!



ここまでのお話しの大体は、
少し前に読んだ「もやしもん」って漫画に書いてあります。

統計年度の違いなのか数字に若干の違いはあれど、
同じような内容が書いてある書籍やサイトも結構ありました。



で、こんな上記の数字だけ見ると、
「農業はなんて生産性が悪いんだ」とか、
「たった1%の生産しかない産業に省庁は要らない」とか思う人もいるかもしれません。

日本はたった「1%の農業」を潰して、得意の工業製品の輸出を強化するべきだ!って
人の意見も、正直分からない訳ではないです。


が、しかし。

食を担う農業は他産業と同じ土俵で考える事が出来ないのもまた事実。
だから、この様な数字の中でも「農業」は生き続けているんだと思います。

日本の農業は消えない。 いや、消えてはならない。




さて。
ここでまた話は少し変わりまして。

上記で述べた国民の1割にもなる農業に関わる人々ですが、
その多くを占めているのが農業収入以外の収入が中心の「兼業農家」の方々です。

兼業農家それ自体は、一つの農家の形として日本を支えてきたと思います。
素晴らしい兼業農家の方も沢山知っています。


ただ、農家の定義に関しては、
これまでにもちょくちょくブログに書いてきたんですが、
==============================
日本では農家の定義は以下の通りである。

耕地面積が10a(1000m²)以上の個人世帯、
耕地面積が10a未満の時は、年間農産物販売金額が15万円以上の個人世帯

※詳しくはウィキペディア大先生で。
==============================
ってなってます。 
この定義に関してだけは、私個人的に疑問を感じる所です。


また、
明治学院大学の神門教授(この筋では有名な方なので知ってる人も多いはず)曰く、

200万戸以上ある稲作農家で稲作を主な生計にしているのは8万戸程度で、
稲作農家と言われいるけど実際は既得権益を守るために滞留している
「偽装農家」が現実はとても多い・・・とのことです。



この、【既得権益を守るために滞留している「偽装農家」】ってのが何かと言いますと・・・

農地は掛かる税金が安い為、耕作しなくても持ち続ける事が出来ます。
(宅地なら数百万の固定資産税が掛かる広さでも、農地なら数千円で済むとか。)

その為耕作を辞めたのにも関わらず、農家がその農地を流動させることなく持ち続け、
道路や商業施設などの「転用期待」を待っている状態の事を言うんだそうです。

この様に農地が適性に運用・流用されない事が
新規農業者の参入を拒んでいたり、効率的に作業をしようと思っている
農業者達の農地集積の障害になっていたりもするんだそうです。



本来、農地は農地法ってのに守られていて、
農地を適正に利用しなければならない!って話になっているのですが、
現状ではその効力が活かされずに無法地帯になっている場所も少なくないようで、
農地で登録されているのに駐車場になってたり、野球場になってたりするんだそうです。


誰が見ても田んぼや畑でないグラウンドや駐車場を行政が「農地」として認めてたりするんだから、
そりゃ違法転用や耕作放棄地も増えるわ・・・。 って話です。

農地よりも生産性の高い商業施設の方が市町村も税金が取れるし、
転用の際に動く莫大なお金に目がくらみ、
一説に政治や権力も絡んではもはや訳が分からん状態とも。


そんなんだから農地法も今、改正に向けて動きだしているんだそうです。

今後どのように農業をとりまく環境が変っていくか、
しっかりアンテナを張っていきたいと思います。



なんか、落とし所が分からなくなってきたので、一先ず今日はおしまい。

今後も客観的に見た農業や農政について、
学んだ事の整理も含めてブログに小出しにしていきたいと思います。



※最後に。
 まだまだ未熟な農民の私が、自分なりにインプットした事を
 吐き出してみたのですが、内容や表現に誤りや語弊があったらスイマセン。

 何が良い悪いってのは、まだまだ言い切れる程
 私は利口でないのですが、農業で生計を立てる農家こそがちゃんと農家として認められて、
 より活躍できる状態になって欲しいなと、切に思います。
 



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コメント

Re: 本を読んで思うこと。

農閑期→農感期。。。
農から感じる事、、、本当に沢山有りますね、考えさせられることも。
大好きな企業であるミツカンさんの「やがて命にかわるもの」。。。
本当にそうだと思います。
充実された農閑期を過ごされます様に。。。

Re: 本を読んで思うこと。

 この日の本、〔瑞穂の国〕を衰退させては駄目ですね、
自然相手の生産性が思うに任せず労力が果てしなく必要とする作業の連続ですからね、それだけに先人からの叡智と現在の統計・科学等でより良き方向に向かえばと思うのですが、それに携わる人々が年々、減少と云う状況・・・、
 限界集落とかも此方の近辺にも多くあると、問題は山積みの様です。それだけに若い人たちの〔智恵と体力、創造力〕がこれからが増々、必要となるのでしょう。何と云っても最後はやる気の
人の力ですね、
             〔130坪程の原野状態を畑地に開墾中の農業ど素人でした。〕

Re: 本を読んで思うこと。

農協は農業以外の金融、保険等が主力なので
自分の中では農業もやってる金融機関だと考えてます。

事実、農業はじめるまではJAって地方銀行か何かと
思ってました。これは本当。

テレビCMでよくJAバンクとかあるじゃないですか。
まさか農協のことをJAと言うとは!

農協かもすぞー!
もやしもん面白いですよね。

Re: 本を読んで思うこと。

おれのおすすめ本は

神々の山嶺(集英社文庫): 夢枕 獏

めちゃめちゃ面白い山の本
漫画版もあるよ

てか貸そうか
本気で読むなら……



農業に関係ねーじゃんってなら


神去なあなあ日常 三浦しをん


林業の話
農業に近いしょ

Re: 本を読んで思うこと。

私も農家の定義については疑問に思うところです。
自分的には「収入の50%以上農業関連収入で生計を立てている個人経営農家」って定義にしてもらいたい。
まあ、そうなったら、兼業農家と呼ばれる農家のほとんどが農家じゃなくなりますがね(汗)

そうすれば、やっても意味がない農家の戸別補償制度に使われる税金も相当削減されると思うのですが…。

ああ、私も本読みたい!!早く来年(農閑期)にならないかな~。

Re: 本を読んで思うこと。

自分はこんなん読みました。
『儲かる農業』島崎秀樹 農業法人トップリバーの社長さん
TVで見てその後書店で見つけたので読んでみました。
経営、流通、営業をがんばりましょうという内容でした。
(省きすぎですが・・・)
ためになるお話でした。

コメントありがとうございます!

【あじさんへ】
ホントに色々考えさせられます。
それだけ、まだまだ私が農業に対して
無知なんだなー・・・とも、痛感します。

年が明けるとスグまた
ネギの苗作りが始まります。

充実した冬を過ごします!


【中将さんへ】
本当に、農業の問題は山積みですね。
農家や農業に関わる人だけでなく、
間接的に農業に関わる人、強いては消費者までもが
一緒に考えなければならない問題が沢山あると思います。

行ってみれば全ての人が当事者。
今後、良くなるように願うばかりです。
自分も行動せねば。


【有職30歳@福岡さんへ】
有職さんのおっしゃる通り、
農協はもはや金融が主軸の組織です。
それも農業関係の融資ならばまだしも、
半ば農業とは違う方向へ発展して行ってます。

そもそも、農協の組合員の大部分も
農業で生計を立てている人ではないのが
現状です。

統廃合が急速に進んでいるJAですが、
今後は更なる選択を迫られると思います。
勿論、農家も。

とにもかくにも。
もやしもんの面白さはハンパ無いです。笑
※そして勉強になるマンガです。賞とるだけあります!


【小柳農園さんへ】
神々の山嶺・・・冒険小説ですか・・・・!
ってか、ヤナさんが山好きだったとは。

>本気で読むなら……
ちょっと考えさせて下さい。笑

うーーん、
山と言えば「岳」を読んだ事があるんですが
あれも良いマンガですよ。お勧めです!

泣きますよ。



【A-GYOさんへ】
50%! 確かにそれなら今の
農業や農家を取り巻く環境はがらっと変りますね。

>農家の戸別補償制度に使われる税金
これも調べてみたら凄まじかったです。汗
この農業に費やす税金を数年(7~8年)分集めたら
一年間の農業生産額と大差ない事が分かりました。

なんでもフランス等は専業のみの補助を行っている事が
農業立国成功の秘訣なんだとか。
まぁ、補助の良い悪いって問題も起きてくると思いますが。汗



【ヤスマさんへ】
儲かる農業! 私も読みました。
流石に良い事が沢山書いてありました。

トップリバーの島崎さん、
和郷園の木内さん、
さかうえの坂上さん、
農業の世界でバリバリやってる人達からは
農業は厳しい~なんて雰囲気を全く感じさせません。

私も、少しずつ少しずつ、
そんな農業の第一線で活躍している人達に
近づける様に頑張りたい・・!と、
本を読む度にモチベーションを上げてます。

もっともっと頑張らねば・・・!



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Author:石井農園
300年続く越後の米農家、石井農園です。新潟県弥彦村にてお米・野菜を育てています。

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