記事一覧

ル・レクチェ!

書くぞ!っていう精神に肉体が追いつかないこの頃。 気温が下がると、急激に眠くなるのは私だけ?汗  どんどん蓄積されていくネタを、鮮度がいいうちにアップ出来るよう頑張ります!  何卒、応援を! → ブログランキング現在の順位は?


秋の紅葉、美しい事この上なし・・・なし・・・・梨。
PB120021.jpg
そうです。 これは梨の木です。


これだけ見て分かったあなた!


・・・・・相当出来ますね。



って事で先週、梨農家さんの元へ行ってきました。
新潟県は白根地域にあります、小柳農園さん。
PB120023.jpg
実はここの若旦那(14代目)とは今年ブログを通して知り合いまして、
今では色々とお世話になっております。


で、何故私が梨農家さんの元へお邪魔したかと言いますと、
兼ねてから「でかい産地」に興味があったのです。

この白根地域は新潟県の中でも有数の果樹地帯です。

葡萄・和梨・桃・・・様々な果物が育てられているのですが、
その中でも特に有名なのが洋梨の「ル・レクチェ」。

県内だけでなく、県外でも有名な産地なんです。

そんなブランド作物を持った地域の取組みや現場を
直接この目で見て、話を聞きたかったのです。










まず、午前中はお仕事のお手伝い。

小柳農園さんの倉庫にはうず高く収獲カゴが積み上げられています。
これ全てル・レクチェが入っています。
PB120012.jpg
この箱の中のルレクチェは、収穫した状態で入っています。
つまり、害虫や傷から実を守る為の紙袋に包まれた状態で保管されています。


それを一つずつ、紙袋を手で破いて、
PB120018.jpg


素早く、且つ、表皮を痛めることなく、
【OPP】という専用のフィルムの中に入れて行きます。
PB120019.jpg
粗く扱うと皮に傷が付いて変色するので、注意が必要です。
ル・レクチェはとってもデリケートなのです!


で、完成。
PB120014.jpg
この作業の中で、傷や小さな病跡を見逃さずに選別します。
厳しく品質を維持する努力があったから、今の産地になったのだと思いました。


でもって、
そもそもなんでわざわざ袋を入れ替えるのかと言いますと、
ル・レクチェってのは収獲してから食べ頃になるまで30~40日ほどの
追熟期間を要する果物なんです。

そして、収獲してそのまんまで追熟していると、袋に擦れて傷がついたり、
果実自身の出すエチレンガスで褐色に変化する障害が起きたりと、
なんとも手の掛かる果実な訳です。


そこで、このOPPなる袋はルレクチェにとって
かなり最適な環境(説明を端折りました)な為、良い状態で追熟を行う事が出来、
更に消費者が食べる直前まで果実を守ってくれるのです。

たまにスーパーとかで
OPPから取り出されてまんまで陳列されている場合があるらしいのですが、
それはルレクチェの状態を著しく悪化させる危険があるので要注意。



そのほか、小柳農園の皆さんには
この地域の事やルレクチェのお話しを沢山聞かせて頂きました。 感謝!
PB120013.jpg


そして、おやつにル・レクチェを頂きました。
PB120009.jpg
旨い。 とろける。 
梨の常識が変りますよ! 
是非、一度は食べて頂きたいお味です。 


そして午後、
白根の洋梨農家が一同に集まる「目合わせ会」に連れて行って貰いました。
本日のメインイベント。
PB120029.jpg
100軒以上の洋梨農家が集まり、更にJAや新潟県職員(農業普及委員)、
東京・大阪・札幌・県内各市場などの担当者も集まって
今年のルレクチェの状態や販売戦略等の意見を交わします。

流石、デカイ産地は違います。




しかし、近年全国の産地が衰退の色を見せています。
今回の会の中でも、ルレクチェの商況の厳しさが多く聞こえました。

そして一番私の印象に残った(考えさせられた)のが、
各市場担当者の言葉でした。

「今年も非常に厳しい」、「農家さんには更に質の良いモノを」、
「相対の量を増やすために、正確な出荷情報を」・・・etc。


・・・・・。


なんか、違うんのでは無いか?

って感じました。



果物離れや不景気など、売値を維持できない要因は様々あると思います。
それは分かります。

でも、一番大きな問題は買い手(量販店)側の価格設定にあり、
市場はその問題の改善へ向けて本気で対策を練ってくれているのでしょうか?

市場は出荷する農家に条件を求める以上に、
買い手側の値段を上げる(再生産価格を維持できるラインまで)工夫・対策をもっと
具体的に打ち出す必要があるのでは?

相対取り引き(事前に買い手と数量・価格を決める事)は今に始まった事ではないし、
仮にその量が増大しても納得できる安定価格に達するのでしょうか?


私の様なペーペーがこんな事を言ってはいけないと思いつつも、
農家から農産物を受け取ったJAと市場は
もっと努力するべきではないのか?と思ってしまいました。


市場は農家から出荷された野菜を買い手に渡す際の手数料で成り立っています。
でも、農家が市場の価格に納得出来なければ直売や契約販売等
独自に採算の合う販売先を探して市場から離れて行きます。

それでは市場は食って行けなくなります。

市場自身が生き残るためには、今の市場に無い新しいサービス、
手法を用いて、価格決定の構造を変えねば生き残れないと思います。

それは、市場だけでなく農家や消費者の為にも必要な事だと思います。



・・・・・ほんと、勉強不足なのに思った事をそのまま書いてスイマセン。
私は未熟極まりないので間違った事も沢山書いているかも知れませんが、
とりあえず、今の気持ちと考えを書いてみました。



最後に。
私は猫の手ほどの力にもなれなかったのですが、
小柳農園さんからお土産に梨を沢山頂きました。 ・・・・・感謝!
PB120030.jpg
ちなみに、現在小柳農園さんは育てた梨の大半を
市場出荷ではなく、直接注文を受けた方々へ発送しています。 
強い農家です。努力している。見習わなければ。

今回のル・レクチェは贈答用にも大変人気なんだとか。
実際、あの旨さは人に送りたくなります!お勧めです!

ご注文は、小柳農園さんのHPにて!


各ブログランキングに参加しています!
人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ ビジネスブログランキング
ポチって押して貰えるとランキングの順位に反映されます(各1日1クリックのみ)
ブログの励みになります。何卒、応援宜しくお願いします!
(1クリックで10ポイント加算されます。デカイ!)





スポンサーサイト



コメント

Re: ル・レクチェ!

すばらしい!!!
この梨農家はどこの農家ですか?
すばらしいですね

この記事もすばらしいです

おいしそうな梨で食べたいと思わざるを得ない梨ですね

あーー食べてみたいなーこの小柳農園の梨をルレクチエを





ルレクチェじゃなくルレクチエが正式名称ね

お手伝いありがと
12月になったら客としてお待ちしてます

ルレクチエおいしそ~~!!小柳農園さんて一般の人も梨畑を見学させてくれるかな??あたしも農家の娘として、いっぺん見てみたいなぁ(>∀<)

Re: ル・レクチェ!

 今晩ワ、
梨園ですか! それも高級品の
名前を初めて知りました。石井さんも色々と
忙しい中、各所で見聞広めたり勉強したりで
大変ですね、それでも疲れなど何処?吹く風
の如くに頑張って居られる姿が目に浮かびます。
 生計立てる手立ての農業と云うのは傍目から
見るのとは大違いなのでしょうね、日々、努力・
研鐕され、より費用対効果UPを念頭に置いて
過ごされているに由、頭が下がります。ど素人の
産声あげたてのほやほやの小生から致しますと、
・・・ ~(=^‥^A ゞゞゞ・・・

Re: ル・レクチェ!

ルレクチエ、美味しそう!見かけたら買って食べなければ!

市場関係者の言い分に対しての石井さんの意見に同感です。
市場の言い分はそんなもんです。
で、市場はこのままだと、優良な農家さんがドンドン離れていくんです。そして潰れてしまうんです。
これからはお客さんを持ってる農家が生き残ると思ってます。俺も、お客さんに認められる農家にならなければ!!お互い頑張りましょうね!

コメントありがとうございます!

【小柳農園さんへ】
いやー、凄く素敵な梨の農家さんでしたよ~
梨は旨いし皆優しいし・・・・・


・・・・・って、あなたの家だーーーーー!!!

え?ルレクチェではなくルレクチエなんですか!?

今回は本当にありがとうございました。
頂いたルレクチエ、大事に大事に追熟中です!



【同棲同名の父さんへ】
基本観光農園的な事はしていないんだけど、
梨の直売をしてるから行けば売ってくれるし
見せてくれると思うよ。 ただ、これから冬だから
紅葉の葉っぱは全て落ちてしまっていると思うけど(^_^;)

ルレクチエ、めちゃくちゃ旨かったよ。
あなたの家の葡萄もハンパ無く旨いけど、
ルレクチエもいい勝負!

梨植えてみたら!?


【中将さんへ】
そうですね、ルレクチエは高級品ですね。
高いモノは一個800円程になります。
でも、それだけの価値はある果実ですね。

春~夏場の忙しい時期は
自分の田畑に付きっきりになってしまうので、
農閉期のうちに色んな所を回って、
研修も沢山受けて、春までの間に力を貯めて
モチベーションを高めておこうと思っております。

この冬も頑張ります!


【A-GYOさんへ】
ルレクチエめちゃくちゃ美味しかったですよー!

ですよね。
市場にはもっとできる事があるはず・・・。

市場開放してだけでも買えるようにしたり、
市場直営の直売所を併設したり・・・

もっと消費者の声をくみ取って、
市場が包装や出荷規格の改善の旗振りをしたり。
※ネギの3本1束結束なんて、
 もはや孤食化の現代にあっていないと思います。汗

まだまだ市場が出来る事は沢山あるはず。


市場が変る前に農家が潰れては元も子もないので、
まずは生き残れる農家になる為に頑張ります。

私も頑張ります!



コメントの投稿

非公開コメント

石井農園について

石井農園

Author:石井農園
300年続く越後の米農家、石井農園です。新潟県弥彦村にてお米・野菜を育てています。

親父(石井晃 9代目:写真右)、
私(石井知治 10代目:写真左)
ブログやHPの運営は10代目が担当しています。

【2024年の作付け計画】
水稲・・・940アール
※コシヒカリ、こしいぶき、こがねもち、つきあかり
園芸・果樹・・20アール
※銀杏、キウイフルーツ、ねぎ、トマト、ナス、オクラ、スナップエンドウなど少量多品目。

石井農園のホームページ

HPにて石井農園のコシヒカリ・農作物を販売中
石井農園直売所

お問い合わせはこちらから

お気軽にお問い合わせ下さいませ。

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ブログ内検索はこちらから!

カレンダー&アーカイブ(Tree)

01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -

+ アーカイブ
 

ブログカウンター

2008年10月からのページビュー

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

ブログランキング現在の順位