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穂肥!

穂肥っていうか、 「ほひぃー!ホヒィーーー!」 って情けない声を出したくなる作業です。  何卒、応援を! → ブログランキング現在の順位は?



7月に入りいよいよ、
納屋の奥深くで厳重に保管されていたこだわりの肥料が田んぼにその姿を現しました・・・!
P7030179.jpg
くどいようですが、コイツは親父こだわりの有機質肥料です。



主な原料はお魚。 よって天敵は野良猫・・・!
P7030194.jpg
何となくおかかの様な、もしくは、乾きモノ系のおつまみみたいな香りがします。



この時期に稲に与える肥料の事を、穂肥(ほごえ)と言います。
私はずっとホヒと言ってました。


そしてこの肥料を撒く作業は、
【撒くタイミング】 【均一に撒くバランス】 【適切な量の把握】
この3つを完璧にこなす必要があるのです!


非常に重要な作業の為、
私の耳にタコが出来る位、親父が細かく(うるさく)説明・指示を出してくるのですが、
数字でなく感覚知的?なニュアンスの話が多いせいで私がイラ立ち、
危うく親子喧嘩で作業が中断しかけました。  親父もキレるキレる。怖っ!

超頑固なB型親父と、減らず口を叩くO型息子。







さて。

ちょっと耳にタコが出来る様なお話しなのですが、
お米作りの大事なポイントなので、今日覚えたうんちくを少し語りたいと思います。

超・ダルイかもしれませんが、何卒お付き合いくださいませ!


==【撒くタイミング】=======================
私達の地域では、8月5日頃にコシヒカリの穂が茎から顔を出してきます。
なのでこの稲の生長を予測し、肥料の効果が出てくるタイミングを逆算しながら作業を行います。

人工的に加工された通常の化学(化成)肥料の場合、
チッソなどの成分がすぐ水に溶けて吸収されていく(速攻性)ので、
7月20日頃から稲に与えていきます。

ですが、
有機質肥料の場合は成分が微生物に分解されて無機質の状態になってから
植物に吸収される(遅効性)ので、効果が出るまで時間がかかるのです。
なので、ちょっと早く7月頭から稲に与える必要があります。


また稲などの多くの植物は、身体を成長させる「栄養成長」が、
一定のトコロまで成長すると、花や実を成長させる「生殖成長」に切り替わります。

この切り替わるポイントにバチコーン!と肥料の効くタイミングが合わないと、
茎が必要以上に伸びて後々穂の重さで稲が倒れてしまったり(米の品質低下を招きます)、
穂がつく時期に栄養が間に合わなかったりします・・・!



==【均一に撒くバランス】========================
広い田んぼに均一に肥料を撒くのは至難の業なのですが、
ここでムラがでると、後でクッキリと色や稲の勢いに差が出てきます。

そのムラは収穫の時期まで影響し、
当然、お米の品質にもムラを出します。 



==【適切な量】============================
肥料は多すぎても少なすぎてもイカンのです。

足りないのは勿論なのですが、
多すぎでも穂に米粒が付き過ぎて小さな粒のお米になってしまう危険があります。

田んぼの持つ窒素成分・肥料保持力などを把握して、
適切な量を与える事が大事なのです。


===================================



とりあえず、以上です。
もうなんか肥料をまくタイミングの話だけでゲッソリした方、スイマセンでした。
私もゲッソリです。




それではゲッソリした所で作業に参りましょう!
P7030195.jpg
まず動力噴霧機に肥料をセットしていきます。
ちなみに、燃料を入れた噴霧機が約10キロ、肥料が20キロです。



背中が重ーい。 超・へっぴり腰☆
P7030197.jpg
この機械はバズーカみたいな部分からエンジンの力で
強力な風と一緒に肥料を吹き出します。 ブフォーーー!って。



どこまで撒いたか分からなくなるとドエライ騒ぎなので、
要所要所で目印になる棒を立てながら、均一に撒くよう心掛けます。
P7030192.jpg
この田んぼを歩く作業がシンドイのですよ。
重い機械を背負っている分、溝切りよりキツイやもしれません。


しかも微妙に乾いてきた田んぼの足場の悪さがまたなんとも言えません!
表面は固まってきてるのに、体重を掛けると表層が砕けて下の泥層に足がハマります。


例えるならば、外はカリッ! 中はジュワッ!って感じです。
もう、何度バランス崩して田んぼに人型つけそうになった事か。
※むしろちょっと飛び込みたい願望もありますが。



なんだかんだで無事、均一に撒けた!
P7030189.jpg
・・・・と、思います。 
※本当に均一に撒けたかどうかは、肥料が効いてきた頃に分かるそうです。
 ドキドキです。



今後の稲の成長が益々楽しみになりました。
P7030182.jpg
もう既に、稲の茎の中では1~0.2ミリ程度の穂が出来始めているハズです。
早く出ておいでー!!





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コメント

Re: 穂肥!

おお~。

肥料をまくタイミングが重要なんですか。
すごく勉強になります。
自分も田んぼでこけそうになり
稲を踏みつけてしまうという失態を
何度か・・・

バランス感覚が大事ですね。

Re: 穂肥!

もっと作業が楽になる機械がホヒィ~の
ってくらい、穂肥撒きは大変ですね・・・(´ω`)

タイミングと均一散布・・・
ナカナカ経験を積まないと分かりにくい農作業なのに、オヤジさんのアドバイスは感覚的なもの。 やはりどの農家でも一触即発の危機は見られることなんですね( ̄▽ ̄;

どのような結果が田んぼに描かれるか楽しみにしてます。

Re: 穂肥!

今晩は。
肥料を均一に撒けていないと、本当にハッキリと差が出ますね。
自分は小麦ですが、身をもって経験済み。
毎回、試行錯誤してるんですが、難しいもんです。

コメントありがとうございます!

【有職30歳@福岡さんへ】
稲に限った話ではないのですが、
肥料の与え方は非常に農業の中で重要・且つ、難しい作業です。
感覚をつかむのが大変です。汗

私も重い機械を背負うと、
あっちでフラフラ、こっちでフラフラ。

情けない感じで田んぼを彷徨っています。汗
筋力とバランス感覚を養わねばです。涙


【naonさんへ】
ほんと、いい機械がホヒィ~っす!
肥料撒きは難儀な作業です。汗

naonさんの家の親父さんも、
やはり感覚的な所がおおいですか!? 
農業という仕事の特色かも知れませんが、
どこの家も同じなんですね。

なんか、ほっとしました。

あ、ちなみに今度、
万代島の百笑に行ってきます!


【s0138さんへ】
お前の未熟さは今に分かるさ!
バリに、親父にオドされました。

ホントにクッキリと、
葉っぱの色や稲の勢いに差が出るそうですね。
今から戦々恐々です。汗

バランス良く成長してホヒィー!

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Author:石井農園
300年続く越後の米農家、石井農園です。新潟県弥彦村にてお米・野菜を育てています。

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【2024年の作付け計画】
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※コシヒカリ、こしいぶき、こがねもち、つきあかり
園芸・果樹・・20アール
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