分けつ!

2009年06月13日 22:42

親父は稲の分けつを「倍々ゲーム」と呼んでいました。なんか、バブリーな響きです。
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稲がどんどん伸びてきました。 たいぶモンゴって来ましたね。
P6100069.jpg
※「モンゴる」とは、モンゴルの草原っぽくなってくる事です。
 勿論方言などではなく、私が勝手に言ってるだけです。


そんな田んぼで親父が何やら稲をブチブチ抜いてます。
P6100060.jpg


先日の記事でも少し触れましたが、
実はこれ、親父プレゼンツの「稲の分けつ講義」。
P6100062.jpg
稲は生長するにつれて、
どんどんどんどん茎を新たに増やしながら生長します。


美味しいお米を上手に作るには、
この分けつのコントロールが非常に大事なんです。



ちなみに、「稲はどれだけ分けつさせる事が出来るのか?」
「稲は一粒からどれだけ取れるのか?」考えたことありませんか?

実は私が最近読んだ稲栽培の専門書にそれが書いてありました。


品質や味は度外視して、とにかく大量の肥料を与えて収量のみを考えた栽培をした所、
==============================
一本の苗が300本以上もの分けつを行い、
結果的に一粒の種から2~3万粒ものお米を取ることができた。
==============================
との事です。


茶碗一杯の米粒の量が約3000粒(私がネットで色々調べた平均です)と考えると、
1粒から茶碗7~10杯分のお米に増えるんだから、稲は本当に凄いですね。


半端ねぇーーーーーーーーーー!!
ぱねぇ!!! って感じです。



さて。



石井農園の稲の分けつの話に戻しますと、
現在、稲は4~5本ほどの茎に分けつしていました。
P6100063.jpg
これももとは一粒の種もみから出てきた一本の苗。



上記で述べたように、増やそうと思えば稲はどんどん茎を増やしますが、
通常の田んぼで栽培していると、「無効分けつ」といって、
過剰に増えた茎は自然に消滅してしまいます。


それでは稲に無駄なエネルギーを使わせてしまい、
品質の良い米が十分に育たないので、茎の数を調整する必要があります。 


P6100074.jpg
そこでこの時期、写真中央の「葉耳」と呼ばれる茎と葉の分かれ目の部分まで、
深く水を入れてやります。

こうすることで必要な茎を太く大きく育て、
余分な茎の発生を抑えます。


具体的な理屈では、
===================================
深水にして低酸素状態を作ることで、植物が体内にエチレンガスを精製し、
そのガスが葉・茎を縦に伸ばす植物ホルモン「ジベレリン」の作用を促します。
つまり、稲は酸素を求めて既存の茎を水上に押し出そうと生長します。
    
その結果、それらの作用で多くのエネルギーが既存の茎の生長に回される為、 
新しい茎の分けつが抑制される訳です。
===================================
とかなんとか。


理屈がわかっても風や地面の高低差の影響を考えると、
水位を一定に保つのは簡単では無く、上手に分けつをコントロールするのは非常に難しいです。


更に、もうしばらくすると、稲に穂が出て花が咲き始めます。
よりデリケートな作業が追求されてきます・・・・!  ガクガクブルブル。



ネギもそうですが、植物の事を学びながら作業を進めていると、
作物の生長に置いて行かれそうになります。 いかんいかん。汗

早く、もっと稲の事を勉強せねば!



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コメント

  1. merienda | URL | -

    Re: 分けつ!

    はじめまして!
    仕事の資料で、「分けつ」という言葉が出てきたのですが、何のことだかさっぱりわからず、「誤植?」などと思いつつ検索してみたところ、こちらのページに辿りつきました。
    「分けつ」の意味がよくわかった上に、内容がおもしろくて、仕事中なのについつい他の記事も読み進んでしまいました。
    お若いのに、専業で農家を切り盛りしているなんて、すごくカッコイイすー!
    私のまったく知らない世界で、興味津々でした。
    農業って、すごく面白いんですねぇ。。。
    ベランダでなにか植えるたび、数ヶ月と持たないで枯らしてしまう私にとっては、いろんな理論や知識を駆使して、植物の生長をコントロールするなんて、なんだか魔法使いみたいな話に思えます!
    また遊びに来ますので、どうぞよろしくお願いします^^

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