減反は計画的に。

2008年11月07日 10:13

農業関係の本を読んでいると、
必ず出てくるのが減反(ゲンタンって読みます)政策の事。

様は作り過ぎてコメが余ってしまうから、作るの減らしましょう!
って事なんだけど、改めて勉強してみたら
仕組みがかなり複雑で矛盾してることも多い気がする。


今日はそんな減反の話です。

※続きは下記から!

減反(生産調整自体)は1970年ごろから始まったらしいです。

地域などによって政策内容に差はあるのですが、
全国平均で約40パーセント。


つまり東京ドーム100個分の田んぼ持ってる農家は、
そのうちドーム40個分の田んぼでは米作んなよ。

ってこと。


これってコメ農家の我が家にとっては非常に重要な問題です。



ちなみに、
じゃあ米作んない田んぼはどーすんのよ?!
って話ですけど、

1、知るか!おらぁ!!    つって生産調整せず、全てに稲を作付けする。
2、米ダメね、ハイハイ・・・・。 つって転作(他の作物を作る)する。
3、じゃもういいよ~ 涙    つって耕作放棄する。


の、三択に別れると思います。


ちなみにうちは「1」。
イネ植えまくってます。米作りまくってます。
頑固農民の親父は、セイサク?はい?ってな感じです。


うちの地元では結構減反拒否してる人多いかもな・・・。


こっからが厄介なんですけど、
なぜうちの親父は米作ってんの?って話です。


まず一つ。
罰則がないからです。
別にしょっ引かれません。

ただ農協とかと仲悪くなるらしくて、おコメを安く買い叩かれたり、
色んな農業支援の政策が使えなくなったりします。
でも普通に民間のコメ問屋とかには売れます。

あと一つ。
減反しても儲からないからです。
これ、特に不思議点なのでちょっとウザく書きます。

農地ってほっとくと草ボーボーになって復活させるのにエライ苦労しなきゃならんので、
農地を守る意味も兼ねて耕します。
で、コメ作っちゃいかんと言われても広大な土地を運用する為には
機械化が進んで、労働力の少なくて済む穀物生産に絞られてきます。麦とか大豆とか。
けど新しい作物の導入には新たな設備投資が必要になってくるし、
麦・大豆とかの生み出す収益はおコメの半分以下です。
(勿論一定の規模なら、野菜とかもやってるトコもあります。)


そこでお上は、農家の生活と生産調整の両立をするために、
「税金」を使って、減反した農家にはホジョキンをあげるよ~って優遇をしますが、
それを含めても農家の収入は減ります。




さらに云うと、「猫の目農政」って言葉があります。(すぐ変わるって意味らしいです)
減反の比率とか、補助金の額とか、政策の内容がコロコロ変わってしまう為に、
先々を見据えた投資もしずらいのです。

農家「よ~し。500万もした大豆トラクター買ったぞ。これで広大な面積をこなせば
   補助金と合わせてなんとか利益がでるぞ!」
役人「すいません。来年から政策変わって大豆作っても補助金でなくなりました。
   ってか今年異常気象で不作っぽいので、コメ作ってもいいっすよ」
農家「ファ・・・・・ファッキーーーン!」

みたいな。(すいません、超極論です。)




中・小規模農家の目線で書いたので語弊もあるかも知れません・・・汗


もっともっと複雑な絡みがいっぱいあるんですが、
もっと勉強してから、また覚えた知識を整理する意味でアップして行きたいと思います。









個人的な感想ですが、減反について調べていく事で、
「資本主義の日本における農業の不自然さ」
みたいなものを感じます。

色んなところで税金で支えられていて、それがないと崩壊してしまう産業。
けど自給率とか考えたらヤベーし、税金投入して維持すんべや。
って状態。

※世界的には日本の農業補助金は少ない方らしいですが。



汚い話ですが、耕作放棄しても補助金がもらえないので、
麦の種だけ蒔いて芽が出たら(芽が出たら補助金対象になるらしいです)
一気にトラクターで全部耕す・・・・。なんて人もいるらしです。

これだと、麦を収穫するまでにかかる手間や費用が省かれて、
補助金だけ貰えます。

どーなの・・・・それ。





こないだ神林カントリー農園さんに行ったとき、
「農政っていう大きな流れに逆らった経営では、やっぱり日の当たる場所で商売出来ないし、
 有効な優遇政策をフルに使うこともできない。まずは政策をしっかり勉強して
 その政策をなるべく有利に使える、政策を上手に利用した経営をするべきだ」

って言われました。
もっともです。

ちなみに神林カントリー農園さんは、減反分をもち米などで対応しています。
(加工用米は減反対象にならないのです。)

自社で餅の製造工場を作り付加価値を付けながら、
減反政策に乗っかった経営で利益を出してます。





新潟県は減反約35パーセントなので、
我が家は6ヘクタールのうち、2ヘクタール以上の減反を課せられています。

私はこの減反分を、ゆくゆくはすべて野菜栽培に転嫁させたいと思っています。
まずは来年の50アールからですが。
(1ヘクタール=100M×100M  1アール=10M×10M)

減反対象をクリヤーしてから、
改めて設備投資などの補助を有効に使い規模も広げていきたいと思います。






・・・・・なんつって。






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↑今日の話はかなりつまらない内容だったと思います。しかも長い・・・。減反は複雑で私自身まだすべてを理解できていないので、文中で誤りがあったら申し訳ないです。でもここまで読んでくれてありがとうございます。ランキングボタン押して頂けると更にありがたいです。     なんつって。
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コメント

  1. okapi | URL | -

    減反35%・・・すごい数字だね!

  2. 石井  | URL | -

    okapi

    そーなんですよ・・・。実際びっくりしますよね。世界は食糧危機で飢えで亡くなってる人も沢山いるのに。複雑です。

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