fc2ブログ

ネギの種まき2019。今年はタフナー!

2019年03月25日 19:58

つい先日、2018年作のネギの出荷が終わりまして、
矢継ぎ早に2019年の種まきとなります。

ネギの作業は一年中、切れ間なく続くのです。

毎年のことですが、ネギの種まきをさらりとご紹介します。
まず、ネギ専用の育苗培土をばしゃーっと開けます。
20190316_074004.jpg
ここで水を加えながら、土を適度な湿り気に調整します。
ここでの湿り気具合が、後で種をまく時の「穴」の成型を左右します。


土が出来たら、育苗箱にチェーンポットを広げます。
これは穴の一つ一つで苗を育てることが出来、その名の通り、びょーんと長い
一本のチェーンの様に伸びます。

紙でできており、そのまま土に苗ごと埋められます。
20190316_081128.jpg
今年の私の目には、ハチの巣にしか見えない・・・。


ポットはそのまま分解されるので回収不要で作業がとても楽。

チェーンポットに土を詰めたら、イボイボした板でギュッギュッと押します。
20190316_100704.jpg

するとこんな風に穴が開きます。
20190316_100734.jpg
ここに種を蒔くわけです。
※最初の育苗培土の水分調整が上手にできてないと、この穴がきれいに空きません。


そして!ネギの種についてですが、毎年私は夏扇4号を蒔いておりました。
が、今年はいつもの4号と合わせて、「夏扇タフナー」を蒔きます。
20190316_100924.jpg
タフナーは夏扇シリーズの新品種。

伸びや太りは4号に劣るようですが、とにかく夏越しに強い(らしい)。
近年の猛暑でどうしてもネギがへばり、夏に欠株が出てしまうので、
タフナーはどれだけ夏に強いのか、4号と生存率を比べてみるつもりです。
20190316_100943.jpg
※なぜか、これだけ写真が縦になりました。


さて、話を作業に戻しまして、種を蒔くのはこの道具を使います。
もう8年使い続けている自作の播種器です。
20190316_101129.jpg
自作ゆえによる随所の隙間、さらに経年劣化によるがたつきで、
私以外の人間には扱えぬほどクセの強い仕様となっています。


それでも、うまくやればこのように一発で種がスパッと蒔けます!
20190316_10.jpg
2粒まきなので、一瞬で528粒播けます。

後は土を掛けて、水を撒いて、乾燥防止に新聞紙を掛けて・・・
20190316_122125.jpg
この時期なら無加温のハウスでも早ければ1週間程度で発芽してきます。

50日程度育苗し、田植えと合わせてGW頃に畑に植える予定です。

②今年は日本ミツバチを飼いたいと思っています。

2019年03月17日 22:55

前回の続き。
今年は日本ミツバチを飼いたいと思っています。

そのためにはまず、野生の日本ミツバチを呼び込み、
「あ、ここ良いかも」と思って住んで頂くための巣箱が必要です。

前回、パカーンパカーンと割った丸太を組み上げていきます。

色々組み上げ方法を試した結果、まずアーチに組んで2つずつを結合。
20190224_144720.jpg

それを重ねて丸太に結合します。この流れが一番組みやすい。
電動ドライバーを使い、100ミリのネジでブスッと固定。
20190224_145236.jpg
タガネで割った断面なので、ぴたっとくっつきます。
また、丸太をくり抜いた時の中心部分の端材(1/4の芯)を転がり止めに使うと
絶妙に巣箱が安定して作業がしやすいです。


丸太洞を沢山作った後、1つの丸太洞を70mmほどに輪切りにします。
20190224_170237.jpg
このリング状に輪切りにした丸太の3分の1ほどを、タガネを使って割ります。
このカットした丸太は基台にします。

こんな感じに丸太洞を乗っけて・・・
20190224_170335.jpg

分割した1/3の部分を外せば・・・
20190224_170357.jpg


巣箱の底に溜まったごみを掃除してあげたり、
スマホを入れて内を観察すれば群の生育状況を知ることができます。
20190224_170419.jpg

スマホを入れて撮影してみると、こんな感じになります!
わあー! それっぽい!
20190224_170440.jpg

丸太部分にミツバチの出入り口(巣門)を作ります。
20190302_161535.jpg
幅は7ミリ。 
※ミツバチは通れるけど、天敵のスズメバチは通れない幅


そして入り口には日本ミツバチの蜜蝋を塗ります。
20190309_174632.jpg
日本ミツバチは営巣候補地を探す際、過去に営巣されていた場所を好む性質があるそうです。
蜜蝋があるという事は、過去に営巣実績がある物件だ!と認識してくれるのです。
ゆえに入居率があがるんだそうです。


そして天板を取り付けて、巣箱完成!
(天板の裏にも蜜蝋を塗ってあります)
20190302_164618.jpg
開閉しやすいように、基台には取っ手(丸太の端材)も付けました。

重ねてみて気付きましたが、基台に乗せる巣箱ならわざわざ丸太に巣門を開けずとも
基台をちょっとずらしとけばこれで十分入口になったかもしれない・・・
20190302_164559.jpg

完成したところで、もう一度・・・・ぱかーーり。
20190302_164644.jpg


失礼しまーす。
20190302_164650.jpg
スマホでカシャり。


うわぁーーーー!それっぽーーーーい!
20190302_164703.jpg
※しつこい。


巣箱は地面に置くと入口が草に覆われてしまうので
台を用意して少し高いところに設置します。

薪(角材)を組んで、底板を乗せ、その上に巣箱を置きます。
20190302_170436.jpg
ああー!それぽー!
※ハチが一匹も入っていないのに、しつこい。

ちょっと気が早い気もしますが、今年は例年より暖かいために
分蜂も早く始まるだろうと読みまして、巣箱を山に設置しました。
※ミツバチは暖かな春になると群れの半分が新居を求めて巣から飛び出します。
 これを分蜂と言います。その時に巣箱がなければ意味がないのです。

まず、栗の木と杉が入り乱れる農園裏山の雑木林に数台設置。
20190316_123649.jpg
ここは高台に位置し、かつ東~南に向けて石井農園を望む様に
林が開けているので方角的にも期待大。
※一応、巣箱は東~南向きが良いそうです。


無農薬の銀杏畑にも数個設置しました。
こちらはどっしりとした丸太を台にして、その上に巣箱を設置しました。
20190310_122758.jpg

畑は緩やかな傾斜地です。
畑全体が見渡せる高いところ、中腹、太い木の根元、
いかにも分蜂蜂球がぶら下がりそうな ごつごつザラザラした横に張った太い枝の下・・・
などなど。
20190310_122849.jpg

20190310_122945.jpg

このほかにも、日当たりのよい竹藪の傾斜地、
山桜の大木の根元など、農園の敷地内で可能性があるのではないかと
思われる場所にはできるだけ配置しました。
(全部で9箱設置・・・1群だけでも入ってほしい!)

あとは、新居を探す蜂を誘引するためのツールとして
待箱ルアー(誘引フェロモン)を買うべきか悩んでおります。

全部につけると結構な金額になるので、1~2個だけ買って、
有望そうな巣箱につけてみようかな・・・

日本ミツバチの分蜂はちょうど桜が咲く頃に行われると聞きます。
新潟の開花予想は4月1日(今年早い!)。

さて、無事に蜜蜂さんは入ってくれるのか。
この続きは、日本ミツバチが入居したら、お届けしたいと思います。

蜜蜂さん!どうか我が巣にお越しくださいますように!

今年最初のカエルを見つけた。

2019年03月10日 22:57

あー! 
20190310_122219.jpg

そこそこ!
20190310_122217.jpg

そこだって!
20190310_122215.jpg

これならわかるでしょ!?
20190310_122214.jpg

そうです。
今年最初のカエルを発見しました。
※すでに題名でネタバレしてますが。

秋に冬眠に入ってから、かれこれ4カ月ぶり?にカエルに会います。
少し痩せていますが、無事に冬を超えることができたようです。


今年は3月6日が啓蟄(虫たちが冬眠から起きだすと言われる日)でした。
これから続々とカエルが冬眠から目覚めてきます。

田んぼに水が入ると、グワグワとカエルが鳴き始め、
大合唱は初夏まで毎晩続きます。

私はカエルの合唱が大好きです。
たんぼに水が入るのが待ち遠しいです。


2019年のとう菜が穫れ始めました。

2019年03月07日 22:56

こちらはとう菜の畑。

とう菜、冬菜などと呼びますが、小松菜の亜種であり新潟の伝統野菜です。
昨年の9月に種をまき大きな株に育ててから冬を越します。

越冬後に伸びてきたとう(花芽)を収穫するのです。
菜花やオータムポエムみたいなもんですね。
20190310_114819.jpg

今年は雪がなく、冬暖かかったので株がすこぶる元気!
おかげで例年よりも早くとうが伸びてきました。
20190310_114829.jpg

柔らかくて美味しい新芽だけを収穫します。
20190310_114849.jpg
冬を超えた新芽らしくしっかりとした甘さがあり、
その中にとうな独自のほのかな苦みがあります。
ちょっと山菜っぽい感じと言えばよいのか。

どんな料理にしても美味しい野菜です。
煮て良し!焼いて良し!

とりあえず、ザクっと切ってレンチンしてマヨネーズ掛ければ
もうそれだけで!それだけで!(なにが?)

とう菜が出荷されるのは、春の始まりの間だけ。
旬の短い野菜です。

石井農園のとう菜は期間限定で弥彦の直売所、
「おもてなし広場 農産物直売所」 で、販売します。

お見かけした際は、是非宜しくお願いします!
ザクっと切って、レンジでチンしてマヨかけて、ただそれだけで!

東山ふるさと農園

2019年03月02日 23:29

1月のお話ですが、長岡市の「東山ふるさと農園」さんへ
家族でイチゴ狩りに行ってきました。
20190114_102747.jpg
ハウスの中は暖かくて、イチゴのい~い匂いが満ちています。

冬ど真ん中(1月)にも関わらず、真っ赤に(しかも超デカい!)実っておりました。
20190114_105716.jpg
ずっしりと重い・・・!

我が家も自家用程度のイチゴは作っていますが、露地栽培の為に収穫は5月頃。
しっかりした設備と技術を用いれば、雪国新潟でも冬からこんなイチゴが採れるのですね。

東山ふるさと農園さんは、入場料(大人200円、子供100円)を払った後は
ハウス内でイチゴを選んで摘み取り、摘んだイチゴを量り売りで購入します。

ちょこっとしかイチゴを購入しない我が家ですが(すんません)、
大きなイチゴ達の中からどれを収穫するか悩みながら、子供たちとハウスの中を
散策するのは凄く楽しい時間です。


ハウスの中には受粉作業用の蜜蜂がいます。
20190114_103048.jpg

今までは、「ハチ、おっかねぇ・・・・」と思っていた私ですが、
日本蜜蜂に興味を持ってからは・・・
20190114_103517.jpg
「かわいいやつだ!」 と、思うようになりました。

蜂に会いに・・・いや、大きくて美味しいイチゴに会いに、
東山ふるさと農園さん、お勧めですよ~。