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新潟はカラ梅雨。

2014年06月29日 22:48

ここ最近、関東では記録的な大雨や雹が降ったなどのニュースを
テレビなどで目にしました。
※道路に溜まった雹を雪かきしている映像を見た時は目を疑いました。汗

一方、日本海側の新潟では梅雨入り後も雨が少なく、
畑作物の生育に影響が出るのではないかと心配されておりました。

まったく、天気は人間の思うようにバランスよく降ってはくれないものですね。
DSC_0126.jpg
昨日からの週末、新潟では久しぶりにまとまった雨が降りました。
まさに恵みの雨!

今年は冷夏予想も出ているので、
今後の気象情報から目が離せません。

ただいま中干やってます。

2014年06月15日 12:13

新潟も月に入り、梅雨入りとなりました。
しとしと雨の降る日も多いです。

そして、5月の猛暑と打って変わってここ数日は涼しい・・・いや、
寒いくらいの日が続いております。
※親父いわく、平成5年(稲作が大冷害を受けた年)に似ているなー。
  とのことで、今後、夏のエルニーニョの影響が心配です。汗

さて、それはさておき今石井農園の田んぼは「中干」真っ最中です。
DSC_0080.jpg
中干とは、田んぼの水を抜いて田面を乾かすことで
前年の稲わらが土中で分解する際に発生するメタン(根の成長を妨げる)などを
取り除き、根に新鮮な空気を届けることを目的としています。

そのほかにも、代掻き~田植でやわらかくした田んぼの土を
中干で乾かして固めておくことで、秋の稲刈りの際にコンバインなどの
重量機械が田んぼに埋まってしまうのを防ぐ効果もあります。


土壌環境を改善(ガス抜き)する目的、機械の作業性を良くする目的など
中干には良いことが沢山ありますが、色んな稲作の本など読むと
中干をしないやり方もあります。
(その方が食味・収量も上がるという考えもあります)

稲にとっては成長・光合成をする中で水が必要なので、
田んぼに水を引き続けることは稲にとって喜ばしいことでしょう。

しかしその場合には、中干の代わりに他の方法で
ガス抜きや土壌の硬化を行うことが必要になります。
※ガス湧きを抑えるために不耕起やワラの早期分解に務めるなど。
  秋作業のための土壌対策としては土地改良による排水路・暗渠の強化や
  稲を強靭に育てて稲の吸水力で地を固める・・・とか。

そしてもうひとつ大きな課題が、水の確保です。
田んぼは個々人の管理でも、そこに水を運ぶ水路は地域共通のインフラです。
私たちの地域もそうですが、中干の時期は一斉に用水路が止まり水が来なくなります。
※水路に水が流れていると、水が畔をこえて田んぼに染み出し、
  中干を不完全にするという理由から水路をとめます。


水路の問題も含めまだまだすぐにはやれないですが
いつか試験的に、中干をしない稲作をしてみたいなとおもっております。 

カエルの合唱がにぎやかです。

2014年06月03日 20:59

ここ最近、全国的に猛暑が続いています。

昼間はうだるような暑さですが、夜はまだまだ空気が適度に涼しく、
心地良い夜を過ごせています。
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そして私の場合気温以外にも、夜を心地よく過ごせている要因として
田んぼで毎晩繰り広げられているカエルの合唱があります。

日本全国、田んぼに水が入る頃から梅雨~夏までの間、
毎晩カエルの大合唱が聞こえるかと思います。

私はこれが大好きであります。(なんかとても落ち着きます)

※動画は2010年に撮影したものです。

最近、「カエルの合唱には数学的な法則がある」という
ネットの記事を見つけました。

理化学研究所、東大、京大などの研究チームが科学専門誌に掲載した
そうなのですが、カエルの合唱は数式で表すことができて、
結合振動系モデルとして説明できるそうです。
※ぶっちゃけよくわかりません。

改めて記事を読み、改めてカエルの合唱に耳を傾けてみると・・・・!



やっぱりよくわかりません。
※そもそも耳だけでは鳴き方の法則は聞き分けられない。
 カエルホタルが必要です。
 (カエルホタルについては「カエル 合唱 法則」で検索して下さい。)


皆さまも是非、カエルの合唱を聞きつつ、
結合振動モデルの数式を読み解いてみてはいかがでしょうか。