キャベツ苗が枯れた記事をアップした日、何故か新米の予約注文を沢山頂きました。・・・励まし!? 旨いお米を届けるべく、今年も頑張りますよー! →
ブログランキング現在の順位は?普及所さんから秋に向けた稲作技術情報のFAXが届きました。

今時期の水管理、収穫判断の方法、高温年の感想・調整作業の注意点など、
今後の栽培管理が丁寧に載っています。
今年から普及所さんや地域の先輩農家さん達による稲作勉強会に
参加させて貰っているのですが、こうやって色んな情報を貰えるってのは
就農2年目の私にとって物凄くありがたいです。
親父からも稲作について日々学んでいるのですが、一か所だけでなく
色んな所から情報を並行して得る事で理解も早く進む気がします。
さて。
資料の中にはこの地域の稲刈りの収穫目安時期も書いてありました。
えーどれどれ・・・・

・・・・早っ!
こしいぶきも今月末からとな!(多分ウチのイブキは来月初旬からGO)
コシヒカリの稲刈りもやはり今年は一週間ほど早まりそうですね。
稲の刈り時は穂が出てから40日前後~とか、
積算温度(平均温度の合計)で1000度になったら~とか言われます。
平均気温25℃の日が40日=1000度なので、この二つは大体同じです。
今年はこんだけ暑い日が続いたら、稲刈りも駆け足でやってくるってもんですよ。
アメダスベースの気温集計では早生米は既に出穂からの積算温度は900度を超えました。

あと少しだ。頑張れ。

近所の農家さんもコンバインの整備や籾運搬用のコンテナ準備に追われています。
農機具の低いエンジン音があちこちから聞こえます。
待ちに待った稲刈りを目前にさぞフィーバーしているかと思いきや、
必ずしも、全てがそうではない様子。
田畑で作業してると、近所の農家の父ちゃんたちが声を掛けてくれて
畑でよく雑談をするんですが「もう、田んぼに張り合いがでない」って
話をされる事があります。
私の地域の米農家さん達の10アール当たりの生産費が約11万円。
今の米価ではもし米が仮に10俵採れても手取りは2~3万円。
こんな状態で下手に手間暇かけてたら儲けなんて無くなっちゃいます。
稲が黄金色に実ってるのに、ため息が出る気持ちだって当然分かります。
話をしてた農家さんも、既に結構なお歳なんですが
田んぼの除草や土づくりに米糠を用いたり、色々栽培に試行錯誤してきた人です。
美味しいお米も作ってます。
でも、今の米価はそれを評価するもんではないです。
今の時代、自分のこだわった米を評価して貰う努力(宣伝・販売の努力)をして始めて、
栽培の努力を価格に反映できるのだと思います。
独自の販路を作るのはこだわった米を作ることと同等に大変で、
高齢の米農家さんが新たに挑むには自分が思っている以上に色んなハードルが
あるんだろうなと思います。
けれど、中には60歳越えてからパソコンを触って、勉強を始めて、
自分のホームページで米を売り出した~って方もいらっしゃいます。
※しかも、超売ってる・・・! 米が足りないって聞いてビビった。
稲作の規模拡大だって農政に揺さぶられる部分も大きいし、作るだけの稲作では
そろそろスケールメリットのコスト圧縮も限界に来てると思います。
「田んぼに張り合いを持つ」ために、もっと販売の努力をせねば。
私も今シーズン、自身のHPだけでなく試験的にそれぞれ志向の違うユーザーがいるであろう
幾つかの販売サイトを使い始めています。なんとか、そちらの注文もぽつぽつと。
今後は小売の拡大だけでなく、数件の農家で連携して地域の米のブランドを作ったり、
事前に売り先と価格交渉してから育てる契約栽培など、色んな事に挑戦してみたい。
・・・・ってか、しなきゃ。
今日も一日頑張ります。
※米を育てても儲けが出ない~って話を農家さんとしてた時、ふと、
去年見た
米農家のドキュメンタリーを思い出しました。
目頭が熱くなったのを覚えています。
【お知らせ】
石井農園のホームページにて新米予約を行っております。
9月末までにご予約頂くと送料無料。是非この機会にお試しをー!各ブログランキングに参加しています!

ポチって押して貰えるとランキングの順位に反映されます(各1日1クリックのみ)
ブログの励みになります。何卒、応援宜しくお願いします!
(1クリックで10ポイント加算されます。デカイ!)