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相変わらず訳の分からない天気が続いておりますが、
そんな中でも米作りの準備が着実に進んでおります。
稲の種まき(筋撒きっていいます)に向けて、育苗箱の用意をしました。

私が水田を畑作に転作した為、年々用意する箱数は減ってますが、
それでも今年も1000枚強。
通常筋撒きの事前に、この箱一つ一つに育苗用の土を詰めておきます。
そして後日稲の種子を撒き、覆土をして、水を与えて、
ハウスに並べて苗を育てる訳です。
今日はその事前準備、土詰めの作業。
で、「肝心の土はドコかいな?」ってーと、
実は石井農園では土の代わりにこれを詰めるんです。
「万作さん」

農業資材だけど・・・さん付で呼ぶ様に!
※ちなみに、ロックウール(岩綿)とアスベスト(石綿)はなんか似てるって理由で
誤解を生じることがありますが、全く別の物ですのであしからず。
詳しくは日本ロックウール株式会社さんのHPをググッて頂き、Q&A欄をご参照ください!
この万作さんはスポンジの様な素材で、
予め苗が育つために必要な栄養を備えているので
この上に直に種をまいて水を掛けて、上土をかければOKなのです。

ちなみにこの万作さん自体が「ケイカル」を素材に作られた資材です。
ケイカルとは、けい酸(珪酸)と石灰(カルシウム)のほかに苦土(マグネシウム)、マンガン、鉄、りん酸、ほう素など微量要素を多く含んだ優れた肥料でもあります。
それをこの様にポスポスポスポス・・・・・

育苗箱に入れていきます。

万作さんは育苗箱ピッタリの大きさなので、
隙間なくキレイに収まります。
親父と二人、流れ作業でサクサク進めていきます。

土を詰める作業に比べて、万作さんはとっても軽いので疲れないし、
土詰め機も使用しないので自分のペースでどんどん作業が出来ます。

・・・・途中、
私が作業を頑張っているのに親父は1人タバコ休憩を取っていた・・・
にも関わらず!!!
なんと2時間で1000枚強の育苗箱に詰め終わりました。
やっと親父がタバコ休憩から戻ってきたかと思いきや、
用事で訪ねてきた近所のおっちゃんと田植え談義で盛り上がり、
またも私1人で作業していた・・・・ にも関わらず!
なんと2時間で1000枚強の育苗箱を詰め終ったんですよ!
(しつこい。笑)
普通に培土を詰めていたら、一日掛かる作業です。

ただ、コスト的にはちょっと割高でして、育苗箱1枚当たり土なら60円程度の所、
万作さんだと90円程度掛かります。およそ1.5倍。
まぁしかし、掛かる時間と疲労を考えたら、
私的には断然こっちがお勧めです。
近年は育苗マットにも色んなメーカーの商品が登場してきたので
コスト・性能的にも色々使い分けて試してみるのも面白いかも知れません。
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【PS・・・おまけ】
だらだら長くなるんでやめようかなー・・・・とも思ったんですが、
ちょっと思いついた事を書きとめておこうと思います。
以前
イノベーションシンキングの話の時にも書いたんですが、
「改善する事は大切だが、全てでは無い。たとえば、
馬車をどれだけ効率よく改善した所で自動車が登場すれば市場は無くなる」。
この話を思い出しながら作業をしていました。
田植えの為に必要な苗を、いかに効率よく育てるか。
それに必要な作業を、いかに改善するか。
ってのが要は万作さんな訳ですが、
世間は馬車を捨て、車に乗り換えています。
そう、直播です。
※直播とは、苗を作らずに直接田畑に種を撒き育てる技術です。
育苗の手間暇どころか、田植え(苗定植)自体を必要としない手法。
アメリカなんかは以前から飛行機でぶわーーっと種まき(直播)していた
訳ですが、近年は日本の水田栽培にも適合した直播技術が普及してきました。
今後、米価の下落がまず避けて通れないご時世です。
コスト削減~規模拡大も重なり、急激に直播面積が増えるでしょう。
日本の田園風景で、「田植えが珍しい光景になる日」は、
そんな遠くないかもしれません。
「田植えが無くなるのはなんだか寂しい・・・」
なんて感傷に浸ってる場合では無くて、
そーいう時代が既に目の前に押し寄せている事を考えた米作り、
今後の経営をしないといかんなー・・・・って改めて思いました。
終わり。
※ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!