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2022年に向けて。

2021年10月17日 16:11

2021年産新米予約の発送がひと段落しまして、
ようやく今年の稲作に区切りがついた気がします。

改めまして、沢山のご予約ありがとうございましたぁー!

稲刈からしばらく時の過ぎた田んぼでは、私がせっせと籾摺りしている間に
ひこばえが伸びてきて、田んぼが緑に染まってきています。
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新潟の短い秋が終わると長い冬が来て、ひこばえや稲わらたちは
来年の稲作に向けてゆっくりと腐熟し、田んぼの地力となっていきます。
(地温も低いので完全な分解には至りませんが)

稲作シーズンが終わると、来年の春に向けて耕作依頼のお声を頂く事があります。
今年もまた、地域の農家さん・地主さんから新たに田んぼを担ってほしいとお声かけを頂きました。

信頼して田んぼを任せて頂けるということは、とても嬉しいです。
一方で、背景には地域の高齢化や米価の下落などもあることを考えると
複雑な気持ちもあったりします。


ひとまず現時点の見込みでは、来年新たに任せて頂ける農地と
稲刈りなど部分的に作業委託をさせて頂く農地を合わせると約10haになります。

私たちの地域では圃場整備が行き届いておらず、農地区画も小さく
用排水路も土溝なので管理に手間がかかります。
農地が広がる分、来年はより一層効率的に作業して行けるように工夫せねば。
(もっと大変な中山間地の農家さんにしてみたら「平地の分際で手間かかるとか、草生える(W)わ!なめんな!」
 って怒られそうですが・・・。汗 すんません。)


1年先の話ですが、来年の稲作に向けてフレコン設備が欲しい。
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現在石井農園ではお米を30㎏ずつの米袋に詰めて、パレットの上に積み上げて
お米屋さんに出荷~を行っております。 まぁまぁの重労働です。

フレコンパック対応の設備があると、1トンの大きな袋にお米を積んで出荷が出来る様になるため
米袋を積み上げる作業負担を省略できます。

多分、令和の現在では規模の大きな農家や農業法人はほとんどがフレコン対応に
切り替わってきているかと思います。 ウラヤマ!(いや皆金払って買ってる)

石井農園もまた、来春に向けてじっくりと計画を練っていきたいと思います。

消費増税の伴う価格変更と、4月からの農園体制について。

2014年03月31日 22:45

先日より農園ホームページにて案内をさせて頂いておりましたが、
この度の消費税8%への移行に伴い、4月1日より、石井農園のお米・送料の価格も
消費税8%への移行分を加えた価格へ変更させて頂きました。

コシヒカリ白米10キロの場合、旧【5500円】 → 新【5660円】。
送料については【旧700円】→【新720円】(一部離島を除く)となります。
何卒、ご了承くださいますよう、お願致します。


また、この春より石井農園の体制が変わります。

既に報道もされている通り、5年後を目処とする減反政策の廃止に伴い
石井農園では私が主担当として転作田で行っていた野菜部門を整理し
今年から耕作を行う全ての田んぼを使って主食用米を生産します。

石井農園では田植え機、トラクター、コンバインなどの稲作に伴う機械設備を
既に保有している事もあり、現在の面積においては効率的に作業できる体制があります。
しかし、まだまだ我が家の経営面積は狭く、親子2代で稲作を行うには小さな農家です。

そこで私はこの4月中旬より勤めに出つつ家業の農業に携わる
兼業農家となる事を選びました。

減反廃止の決定はきっかけの一つで、それ以外にも
近年の雨や排水環境などの諸事情により、転作田での野菜生産がとても不安定になっている事。
農地の集約・規模拡大が予想以上に難航している事など、かねてから幾つかの課題も
抱えておりました。

石井農園(我が家)も、地域の農家でまとまって集落営農組織を設立することや、
既に大規模な生産体制を整えている周辺地域の農業法人への集約(参加・委託)など、
個人経営としての規模拡大以外の選択肢を考える時がくるかもしれません。

まだ今後の地域・農業情勢は先が読めない状況ではありますが、
石井農園として柔軟に対応しながら、出来る限りお米を作り続けたいと思っています。

今後の石井農園についてですが、稲作の栽培管理は父がメインを担います。

私は幸いにも魅力を感じる地元の企業様にご縁を頂く事ができました。
この春からは勤めに出つつ、田植、稲刈、水管理、草刈などに関わっていきます。
農園ブログやホームページなどの管理は今まで通り私が行います。

4月中旬から農園の体制に変化がありますが、
今までと変わらず美味しいお米作りを続けて参ります。

今までも、これからも、石井農園がお米を作り続けていけるのは
お米を買ってくれるお客さんがいてくれるからです。

何卒、今後とも変わらぬご愛顧を頂けたら幸いです。
これからも石井農園を宜しくお願い致します。

台風連続の事態に改めて経営を考える。

2013年10月18日 00:26

先日の台風26号は、「10年に一度の台風」という
報道の通り、日本の広い範囲に被害をもたらしました。

ウチのネギ畑でも強風により幾らかの葉が折れました。
DSC_0487.jpg
しかし想定していた程の被害では無かったので、なんとか台風をしのぐことが
出来たとホッと胸をなでおろしておりました。


が、今日のニュースを見ていたら早くも台風27号が発生し、
来週には日本に向かって北上して来るとか・・・・ちょっ・・・・!

本当に今年はどーなってるの!? 


台風だけに限った話では無いのですが、昨今の気象は
強風(爆弾低気圧)、大雨など露地栽培の野菜にとって
深刻なダメージになりかねない天候が多発しております。

特に畑の殆どが転作田である私にとっては、
ちょっとしたゲリラ雷雨でも根ぐされなどの被害が出る為
しょっちゅう天気予報にハラハラさせられています・・・汗

市場への安定出荷は勿論ですが、去年から始めたスーパーへの
インショップ出荷では周年を通して品物の供給が途切れないように
なるべく計画的かつ安定的に作物を栽培せねばなりません。

天候に大きく左右される転作田での露地栽培に大きく比率をとっている
現在の栽培体系では、今後も計画的な栽培を達成するのが難しいのではないかと
今年の度重なる台風のなかで改めて感じています。


対策としては、作業計画が天候に左右されにくい畑の確保(排水良好地など)、
もしくは天候の影響を受けない施設の建設(ハウス)。

施設(ハウス)については冬季の出荷安定の為にも建設しなければならないと考えています。


その上で、今後は長ネギも含めた露地野菜の経営比率は
もう少し下げる事を考えています。

具体的には、稲作(園芸に比べて天候リスクが少ないので増)、
露地野菜(天候の影響が大きいため転作田は減)、
施設野菜(周年化、安定供給のため新設)
の方向にバランスをとっていくべきなのかなと思っています。


ハウスの建設については投資金額も大きなものになるので
冬の間じっくりと考えて行きたいと思っています。


あー、ドラえもんの「天気決定表」が私の手元にあればなぁ・・・・。


年末までお手伝いをしてくれる、農繁期パートさんを探しています。

2013年09月07日 22:32

※9月13日現在================
お陰様で農繁期の作業スタッフさんが決まりました!
それに伴い、募集は終了となります。 ありがとうございましたー!
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稲刈りでひーこらひーこらやってる石井農園ですが、
これから年末にかけて長ネギの出荷作業も同時進行で始まります。

今年の作付けは去年に比べてかなり減らしたとはいえ、
それでも約110アールの栽培です。

ネギの収穫~出荷は雪が降ってくるまでの短期決戦、かつ
ネギの出荷調整(皮むきなど)はなかなか手間のかかる作業でして・・・。汗

と、言う事で石井農園では秋から年末までの農繁期の間、
作業をお手伝いしてくれるパートさんを探しています。

・勤務時間は8:30~18:00の間で8時間程度。
・週5日程度の出勤。

その他、今回は雇用助成事業を活用した募集であるため幾つか応募条件に
制限がありますが、現在ハローワークさんで募集をおこなっておりますので
詳細は募集要項をご確認頂ければと思います。

農作業をしてみたい!ネギの皮剥いてみたい!
なんて方がおりましたら、是非最寄りのハローワークさんにて
お問い合わせくださいませ。

※応募窓口はハローワークさんのみですが、
 作業内容や労働条件などのご質問・お問い合わせはブログの
 お問い合わせフォームからも受け付けております。
 お気軽にどうぞ~。


あ、あと勤務期間中は、はねネギ(規格外ネギ)をお土産として
毎日持ち帰り自由です。 ネギ好きの方も是非・・・!

何卒、宜しくお願い致します。


【新米予約受付中!】=======================
25年産の石井農園コシヒカリ新米予約を受付中です。
今年も新米予約は送料サービス致します!
※もち米「こがねもち」2合パックのオマケもつきます。

ご注文はブログ右上にバナーを張ってある
石井農園HP(石井農園直売所)からお願い致します。

新米のご予約は9月30日迄です。
何卒、宜しくお願い致します!

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2012年の振り返り。

2012年12月31日 23:30

12月31日、スーパーへの野菜出荷(ネギ、大根、カブ)が終わり、
2012年の仕事納めとなりました。

今年も色々な事がありましたが、思い返せばやっぱり
あっという間に過ぎていった一年に感じます。

農業を初めて4年目となった今年は、私の担当する野菜部門では
中々目指す結果を出す事ができず、焦りや悩む事も多かった一年でした。

栽培技術、作業配分、経費の見直しなど、今よりもっともっと
深く勉強していかなければいけない部分がまだまだ沢山あります。

その一方で、販売方法や相場、天候との付き合い方など
今後やり方を変えて行かなければならないと感じる部分も多くありました。

作業的には今年の長ネギ収穫が終盤戦を迎えておりますが、
段取り的にはもう来年度の栽培計画や販売計画を仕上げていかねばなりません。

今年の課題を整理して改善策を盛り込みつつ、
新しいチャレンジをしていきたいと思います。

PC030110.jpg
写真は先週の晴れ間に撮った朝日。
※新潟は元旦も天気は雪。汗


そして、この一年は家族や自分も大きな怪我や病気も無く健康で過ごせた事。
多くのお客様や取引先、農業の先輩や友人などのおかげで農業を続けてこれた事に、
あらためて感謝して新年を迎えたいと思います。

皆様、本当に一年ありがとうございました!
そしてまた2013年も石井農園を宜しくお願い致します。

皆様にとって2013年がより良い一年になりますように。


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